2012年2月10日金曜日


『The child who goes to sleep grows up. 』


涙はまるで睡眠薬みたいだよ。

泣かないと眠れない夜が続いて、

目が腫れていても、もう恥ずかしくもなくなった


わたしは今夜もただ眠るために泣き続けています。

それでも涙が出るときには必ず

胸がうわっと水の中で跳ねるみたいにして

律儀に苦しくなったりするんです。


その苦しさが、

今夜もわたしを疲れさせてくれる。

ようやく眠り落ちることができます


わたしが目をつむると、

居場所をなくした最後の涙たちは

まぶたから押し出されて

頬を伝って

わたしの口に入った。


わたしの口に入ったわたしの涙は

しょっぱくて、でも最後にちょっとだけ甘い






あのとき、

わたしはあなたに嫌われたのかと思った。

ふだんケンカした時とは少しだけあなたの感じが違ったから

怒ったときのあなたは、こんな感じじゃなかったはずだと思った。

わたしはきゅうに不安になって、

なんでケンカをしていたのか、

なんで私は怒っていたのか忘れてしまった。

そんなふうに、私が急にしんとしてしまったから

あなたは心配して、

わたしは馬鹿みたいにただ女々しくなって

私のこと嫌いになったの?

と、聞いた。
(もう一生こんなこと聞かない。気持ち悪いから)




あなたは言ってくれた。



君を嫌いになるわけないじゃないか。


わたしは安心した。すぐ後にあなたは言った。


ぼくが、他の人を好きになっちゃっただけだよ。



わたしは世界が、きゅーっとしぼんでいく音を聞いた。



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